ギターアンプ・ベースアンプの正しい取り扱い方法

オールチューブアンプ(増幅回路に全て真空管を使用)
ハイブリッド・アンプ (増幅回路のうちの一部にだけ真空管を使用し残りの増幅はトランジスターで済ませたもの)
トランジスター・アンプ(増幅回路の全てがトランジスター)Roland JC-120等
JCM900などはディストーション回路にトランジスターを使用しています。しかし、プリアンプとパワーアンプは真空管を使っているのでオールチューブアンプと同等の扱いが必要です。
当スタジオではMarshall JVM JCM900 DL-100 Fender Musicman TraceElliotなどが該当します。

Roland JC-120の説明 マーシャルJVMのサイト  

Guitarholicギターにハマる!
No.30・No.31の知っておきたいアンプ講座(1) (2)のサイトがとても参考になります。

アンプの正しい使い方

トランジスタ・真空管のアンプとも電源投入時はGain Volumeを最小に絞ってからスイッチを入れます。

真空管アンプ電源のオンの方法
まず POWER スイッチを ONにします。
パイロット・ランプが点くことを確認し約30秒待ちます
最後に STAND BY スイッチを ONにします
 休憩などの際はスタンバイを切るだけでも大丈夫です。
終了の際はスタンバイを切ってからパワーを切ります。
*理由
・ スタンバイとパワーを同時に入れると真空管に非常に大きな負担を与えてしまい、故障や破損の原因となります。
・ 真空管はヒーターを点灯して、温度を上げてからでないと正常に機能しません。
  (きちんとした音が出ていない)
・ POWER を上げてから約30秒待つことにより真空管の温度を適正に上げています。
・ POWER を上げた時点では真空管にはヒーター電源だけがかかります。
・ STAND BY をONににすると増幅に必要な400Vの高圧がかかります。
・ POWERを入れずに STAND BY スイッチを上げても電圧は一切かかりません。
・ いきなり両方をONにして、POWERを上げると真空管にはヒーター電圧と400V級の
  高圧が同時にかかり真空管に強いストレスをくわえてしまいます。